迷ったけどアーロンチェアリマスタードを選んだ理由&使用感レビュー

在宅チェア

これまでニトリのデスクチェアを使っていましたが、先日ついに、デスクチェアを買い替えました。

購入したのは、アーロンチェアリマスタード。生産性や椅子にこだわりたい人であれば一度は聞いたことのある名作です。

実はニトリの椅子を購入する前のタイミングで、アーロンチェアを検討したことはありました。

ただ、

  • 古いモデルだけど、現代でも良い商品と言えるのか?
  • そもそもスタンディングメインだから

と言った理由で、本格的な検討をしたことはありませんでした。

実は今回もアーロンチェアを買おうと決めていたわけではなく、ほかの椅子を選ぶつもりだったんですが、機能面や座り心地を比較した結果、アーロンチェアリマスタードに決めました。

正直、安くない買い物ですが、自分の仕事環境には、アーロンチェアリマスタードがベストだなと実感しています。

この記事では、

  • なぜアーロンチェアリマスタードを選んだのか(アーロンチェアリマスタードのメリット)と
  • おすすめしない対象者

などをほかの椅子と比較しながらお伝えしたいと思います。

あと、大事なことなので先にお伝えしておくと、楽天やAmazon、その他のWebサイトで購入するよりも、公式サイトのセールのタイミングで購入する方がお得です。

それから中古品だと、せっかくの10年保証が対象外になってしまいます。

またサイズ選びも非常に大切で、サイズ選びを間違えてしまうと、期待する効果を得られません。

高い買い物にはなりますが、安さの誘惑に負けずしっかり検討してから購入してくださいね。

アーロンチェア・リマスタードを選んだ理由

私がアーロンチェアリマスタードを選んだ理由は、以下の3つです。

  • 前傾が楽な椅子が欲しかった
  • 背中が辛くない椅子が欲しかった
  • 出来るだけ費用は抑えたかった

正直3点目については、予算10万くらいで考えていての19万円だったので、満たせているかで言うと微妙です。

ただ、他のチェアと比較して、中古品の売れ行きが良く、最悪15~17万くらいで売れそうとわかったからです。

安く売っても10万円くらい。それであれば、予算10万円の範囲内と考えてもいいのでは?と考えて購入に至りました。

アーロンチェアは、腰のサポートが手厚い

ランパーサポートなど、腰をささえるタイプのデスクチェアは少なくありません。

しかし、腰と仙骨の両方をしっかりとサポートしてくれるのは、アーロンチェアリマスタードだけとなっています。

椅子や姿勢への意識が向き始めたのは、もう10年くらい前の大学生だったころ。

それ以降はランバーサポートで「腰」を支えるのが大切だと思っていました。

実際、これまで購入しているデスクチェアも、ゲーミングチェアやニトリのチェアなど、腰のサポートを受けられるタイプです。

ただ、腰のサポートは、正直イマイチだと感じていました。

その理由は「腰を無理やり支える形」になっていたからだと思います。

良い姿勢と言えば、腰を伸ばすイメージが真っ先に思い浮かびます。

確かに猫背にならないことは大切ですが、どちらかというと、それ以上に「坐骨を立てること」が重要です。

正直、坐骨が立ってしまえば、背筋は自然と伸びます。

その点、現状で坐骨と腰を支えるための機能が搭載されている老舗ブランドはアーロンチェアのみです。

椅子の名前 仙骨サポート 腰サポート 前傾チルト
アーロンチェア・リマスタード
アーロンチェア・クラシック ×
アーロンチェア・ライト × ×
セイル(ハーマンミラー) × ×
シルフィー(オカムラ) ×
エルゴヒューマン ×
E-WIN ゲーミングチェア ×
ベゼル(コクヨ) ×
Contessa Seconda(オカムラ) × ×
Wizard4(コクヨ) × ×
Think(スチールケース) × ×
アーユルチェアー(スチールケース) × ×

本当に色々探してみましたが、近しい機能があるのはアーユルチェアくらいです。ただアーユルチェアは、腰のサポートまではしてくれないので、自分の筋力が試されます。またリクライニングや前傾はできないため、姿勢が固定化されてしまいます。

またエルゴヒューマンのチェアもランバーサポートを下の方に持ってこれば、仙骨サポートっぽく活用できます。ただ、本来仙骨を支えるための機能ではないので、ややもの足りません。またランバーサポートを仙骨に持ってくると、腰のサポートが失われてしまいます。

そのような観点から、そもそも腰のサポートがしっかりしている椅子を探している方にとって、アーロンチェアリマスタードが唯一の解決策になります。

その他2つの方法

少し補足すると、アーロンチェアに腰と仙骨を支えてもらう以外にも、解決策は2つあります。

まず1つは、椅子の上に置くタイプの仙骨サポートを導入すること。例えば、Style Standardなどはその1つです。私もこのタイプは2つ使ったことがあります。

しかしこれらのタイプは、正しく座らないと機能せず、正しい座り方がわかりにくいことから、使いこなせませんでした。

そしてもう一つは、自前の筋肉で支える(ために筋トレを頑張る)です。実はアーロンチェアの購入を決める前、こっちで行こうと思っていました。

といっても普通の椅子での前傾はやはり辛いので、以下のチェアの購入を検討していました。

  • オカムラのシルフィー(10万円くらい)
  • ライオンのRideチェア(10万円くらい)

オカムラのシルフィーは、アーロンチェアより前傾ができ、ランバーサポートがあります。

ライオンのRideチェアは、ランバーサポートはありませんが、ゆりかごのように、前後に動く機能があるため、姿勢が固定化されず、前傾にもなれるチェアです。

どちらも良い椅子を使いこなすには。筋力とそもそもの姿勢の良さが必要になります。

正直この2つはかなり良かったので、こっちにしようかなと9割思っていました。

なので購入後後悔しないように、腹筋背筋の強化を2ヶ月くらい続けつつ、ゲルクッションを購入。限りなくこのチェアを購入した場合に近づけてしばらく作業をしていました。

が、駄目でした。

というのもそもそも正しい姿勢を意識して座り続けることが困難とわかったからです。

もっとゴリマッチョのように筋肉をつけられていたら別だったかも知れませんが、ちょっと筋肉が増えたくらいでは正しい姿勢をキープし続けることはできませんでした。

そのような背景から、ちょっと高いけど、アーロンチェアリマスタードに意思決定しました。

(ちなみに売りに出す場合、シルフィーは、4万円くらい。Rideチェアは2万円くらいの市場になっています。なのでもしいまいちだった時にリカバリーがしにくい点もデメリットですね)

選んだ理由の2つ目は、前傾姿勢ができること

ノートを取ったりイラストを書いたり、パソコンで作業するときも前傾になることがあります。

通常の椅子の場合、前傾姿勢を取ろうとすると姿勢が悪くなり、生産性につながります。

ニトリのチェアやゲーミングチェアの場合、後傾リクライニングに強みはあるものの、通常姿勢が若干後ろ向きに重心があります。

そのため、前傾姿勢を取ろうとすると、浅く腰掛けるしかなく、姿勢が悪くなります。

なので購入基準として前傾姿勢が可能なことは必須でした。

そして前傾姿勢ができるチェアはあまり多くありません。

椅子の名前 仙骨サポート 腰サポート 前傾チルト
アーロンチェア・リマスタード
アーロンチェア・クラシック ×
セイル(ハーマンミラー) × ×
シルフィー(オカムラ) ×
サブリナスタンダード(オカムラ) ×
エルゴヒューマン ×
ベゼル(コクヨ) ×
インスパイン(コクヨ) ×
ing(コクヨ) × ×
Ride(ライオン) ×
E-WIN ゲーミングチェア ×

E-WIN ゲーミングチェアは、3万5千円で購入できるのが結構魅力的だったんですが、仙骨サポートがないことに加えて、前傾が弱い(というか前傾と言えないかも?)といった購入レビューがありました。ネット限定販売で、試座できず、中古で売りに出したときに書いてがつかない可能性もあるので、購入は見送っています。

その他は、中古を含めると購入価額は5~10万円。アーロンチェアリマスタードより10万円ほど安く手に入りますが、やはり「前傾×仙骨サポート×腰サポート」は、存在しませんでした。

以上を踏まえて、アーロンチェア・リマスタードの購入を決めたわけですが、購入してどうだったのか?についても気になるところだと思います。

なのでここからは購入後の感想をお伝えします。

アーロンチェア・リマスタードの購入後レビュー

購入後の感想をまとめると以下になります。

  • 仙骨サポート、腰のサポートは期待通り。
  • 前傾姿勢は期待よりGood。
  • 座面の座り心地も期待以上。
  • カスタマイズ性の高さ、期待以上。

仙骨サポート、腰のサポートは、これを目的に購入したので、座ってみて意外と大したことなかったらとなったら最悪だと思っていました。そのため、2回無料試座に行くなど、できる限りのことはしていたこともあり、期待通り。とくに不満もありません。

その他の3つについては補足で説明しておきます。

前傾姿勢は期待より良かった

そして、前傾姿勢についてですが「前傾の深さ」は、大塚家具の店員さんいわくオカムラのシルフィーが最も傾倒するようです。

実際、座り比べをしたときの感覚としては、「シルフィー>Ride>アーロンなど」と感じ、アーロンチェアの傾斜は物足りないと思いました。

ただ、実際の業務でそこまで傾斜しているかというと、そうでもありません。

家に帰ってから普段の姿勢をモニタリングしてみたところ、アーロンチェアの角度で対応できそうと感じていました。(ハニカムゲルクッションの下に、タオルをおいて傾斜角をつける実験をしました笑)

実際、アーロンチェアリマスタードが届いてから、前傾姿勢は使っていますがもっと傾斜がないと困るとは感じていません。この点は、購入後、「やっぱりシルフィーにすべきだった…」と思わないかちょっと心配だったんですが、なんの問題もありませんでした。

座面の座り心地が思った以上に良かった。

届いてからとくに感動したのは座面の座り心地です。

購入前の商品ページやレビュー記事でも、「座面が良いよ〜」といった口コミは見ていましたが、正直あんまり重視していませんでした。

ただアーロンチェア・リマスタードとニトリやAKRacingの座面を比べると、お尻って結構疲れてたんだなと感じるようになりました。

何度も座り直したり、姿勢を変えたくなっていたのは腰の疲れもありますが、お尻の疲れもあったのかも。と感じています(マッサージ店に行ったときに、お尻が凝ってますねって言われていました)。

アーロンチェア・リマスタードの場合、座る場所によって座面の硬さが異なっており、それが快適さを実現しているようです。

そして、メッシュ性なので通気性もよく、夏場も快適です。(AKRacingを使っているときは、蒸れてしんどかった)

カスタマイズ性の高さ、期待以上。

そして最後にカスタマイズ性の高さです。

これも謳い文句として言われていますが、こちらもあんまり気にしていませんでした。(本当に腰と前傾を最重視していたので・・・)

大塚家具さんで試座したときは、店員さんにフィッティングしてもらい「まぁ、良いよね」くらいだったんですが、ハーマンミラーの専門店に行ったときに真価を実感しました。

アームレスト

例えば、アームレストの自由さ。

これまでアームレストは、あまり使っていなかったんですが、アームレストは肩への負担を軽減するための機能だそうです。

アームレストがない場合、腕の重みがダイレクトに肩への負担になります。

一方アームレストの位置が高すぎて肩が上がってしまうと、疲労に繋がります。

高さに関しては、一般的なアームレストは、5段階のどれかから選ぶしかありませんが、アーロンチェアの場合、椅子の高さをあわせるのと同じように、自分に完全にあった高さにできます。

またアーロンチェアのアームレストの場合、高さの他に、方向性と奥行きを変えられます。

アームレストを外側に向けた場合

このように外側に向けると、ノートを取る場合などアームレストを使用しないときにぶつからず、快適です。

アームレストを内側に向けた場合

一方、上記のようにアームレストを内側に向けると、アームレストの延長線上にキーボードが来るようにセッティングできます。このようにセッティングするとアームレストに腕を乗せたままタイピングすることができ、これが結構快適です。

また奥行きも変えられます。以下の写真は椅子と机の位置は変えず、アームレストだけ引っ込めた状態です。

このようにアームレストの可動域が広いため、自分の欲しい位置にアームレストを調整できます。

その他(仙骨・腰サポートの強度と、リクライニングの硬さ)

また仙骨サポート、腰のサポートの強度を変えられるのも良かったです。

大塚家具の店員さんも言っていましたが、シルフィーは少し腰のサポート力が弱めです。そして、調整はできるものの強さ調整というよりかは、体とのフィット感重視の調整になります。

自分の場合は、しっかりと支えて欲しいタイプなので、強さ調整できるのはかなり良いポイントでした。

それから、リクライニングの硬さを選べるのも良かったです。

楽に倒れすぎると、折角の仙骨サポートの効果が半減しますし、硬すぎると自然な姿勢の変更が妨げられます。自分の好みに合わせられることで、小さなストレスが減りました。

アーロンチェア リマスタードの調整方法を知りたい方は「アーロンチェア・リマスタードの最適な使い方と調整方法」の記事も参考にしてください。

アーロンチェア・リマスタードのデメリットおよび注意点

ここまで見てきたように、「前傾×腰のケア」を目的とした椅子を探している方にとって、アーロンチェアは最適解だと思っています。

ただ、もちろん欠点もあり、人によっては別のチェアを選んだほうが良いと思っています。また購入をする場合でも、事前に知っておいて欲しい注意点があります。高い買い物になるので、以下よく確認のうえ、判断してください。

  • 注意点1. 後傾メインの人には向かない
  • 注意点2. サイズ選びに失敗すると、恩恵を受けられない…
  • 注意点3. 中古品は保証を受けられない
  • 注意点4. 旧モデルは、仙骨または腰のサポートが得れられない

あと重要なことなので、先に結論を書いておくと、ハーマンミラーの公式店舗が近くにある方は公式店舗でパーソナルフィッティングを試してから、購入を検討したほうが良いです。

そして公式店舗がない人は、重要なポイントを解説しておくので、それを参考にどこかで実機に座ってから購入判断してください。

注意点1. 後傾メインの人には向かない

アーロンチェアはそもそも作業用のデスクチェアで、リラックス用ではありません。なのでヘッドレストもついていません。それから後ろにリクライニングはできるものの、ニトリのリクライニングチェアやゲーミングチェアのように、後傾姿勢での固定を前提にしていません。

そのため寝転がるような姿勢で作業したい方には、全く向いていないと思っています。(ただ、そもそもその姿勢での作業は、ランバーサポートによって腰が部分的に圧迫されるので、避けたほうが良いと思っています)

一応、非公式のヘッドレストで良質っぽいものもありますが、後傾を前提にしないことをおすすめします。

注意点2. サイズ選びに失敗すると、恩恵を受けられない…

アーロンチェアにおいて、サイズ選びは最も重要です。というのも、そもそも選ぶサイズが間違っていたら、上で説明してきた恩恵は得られなくなってしまうからです。

そして公式サイトでは、以下のようなサイズ表が出ていますが、正直これだけで選ぶのはおすすめしません。

引用:A, B, Cサイズで快適に|ハーマンミラーストア公式

例えば、自分の場合、サイズAかサイズBのどちらかに該当するんですが、結構華奢なのでAのほうがいいかな。と思っていました。

しかしパーソナルフィッティングで、サイズを相談すると、「Bのほうがいい。なぜなら、Aサイズだとお尻を支える面積が小さくなり、お尻に負担がかかってしまう。そして、Cだと膝裏に金属があたってしまい、快適さを損なう」といった説明を受けました。

これは一例ですが、モノ選びで失敗するのは、重要な観点を知らないまま購入してしまうことが原因です。

サイズが違っても、基本的な恩恵生えられますが100%の実力を引き出そうと思ったら、自分似合ったサイズを選ぶことをおすすめします。(そのためにも、ハーマンミラーの直営店でパーソナルフィッティングを受けるのがおすすめです)。

注意点3. 中古品は保証を受けられない

アーロンチェアは、20~30万と正直かなり高いので、中古品の購入も検討しました。

ただ、状態の良いものは15万円ほどしますし、何より中古品は保証を受けられません。

品質保証の条件

ハーマンミラージャパンの正規販売代理店から直接購入された製品(新品)であり、かつ利用されているご購入者ご本人からのご要望であること。

注意点
*製品を譲渡した場合、品質保証は無くなります。 (中古品および個人売買、またはネットオークション等で購入された方には品質保証は適用されません。)

保証およびサービス | ハーマンミラーストア

せっかく12年の保証がついていて、10年使い倒せば、1年2万円で使える計算になるのに、かなりもったいないです。

注意点4. 旧モデル(クラシック)は、仙骨または腰のサポートが得れられない

旧モデルのクラシックは「仙骨または腰のサポートのどちらかが受けられない」ことも補足しておきます。

1つ前のモデルであれば、仙骨サポートはあるものの腰のサポートが得られません。また2つ前のモデルであれば、ランバーサポート(腰)のサポートはありますが、仙骨サポートはありません。

これらはどっちもあってこその機能だと思っています。とくに2つ前のモデルになると、他の高級チェアと思想が同じになってくるので、それならシルフィーだったりを選んだほうが良いかなと思っています。

1つ前のモデルは、仙骨だけのサポートになりますが、腰だけのサポートより効果を期待できます。ただし、中古市場に出回っているのは10年以上前のモデルになるので、メッシュの耐久性が気になるところです。

1モデル前と言えど、状態が良いものは8万円ほどになってきます。自分の場合がそうですが、中途半端に選んでしまって、不足があった時が一番お財布に痛いので、それであれば最初からリマスタードが良いのではと思います。(最悪、売ることで、その他の椅子を手に入れるだけの費用は程度は回収できますし)

アーロンチェアライトは、前傾不可

アーロンチェアの旧モデルには、前傾チルトが搭載されています。

一方、アーロンチェアライトは、仙骨サポートはあるものの、前傾チルトと腰のサポートがついていません。

購入を決めたときに読む項目

最後に、「アーロンチェア・リマスタードにしよう!」と決めたときにチェックすべきポイントを2つお伝えしておきます。

  1. 必ず試座に行こう
  2. 公式店のセールがお得。次点は楽天で正規代理店から購入すること

試座について

購入の前に、必ず試座は行ってください。

とくにハーマンミラーストアで行われているパーソナルフィッティングサービスでは、モニターの有無など、自宅の作業環境を再現した状態で、サイズ選びからカスタマイズまでフィッティングしてもらえます。

自分の場合、(店員さんと話すの苦手ですし)、行くことは検討していなかったんですが、行ってよかったと思っています。

というのも、正しい使い方を知っていないと、椅子の力を100%引き出せないからです。特にサイズ選びやアームチェアの高さ、座面の高さなどは、重要なのでぜひ試座をおすすめします。

店員さんからの押し売りはないのか

自分の場合、直営店に行きたくなかったのは営業をかけられるからです。正直、スタッフの方も営業はしないといけないので、これは仕方ないことだと思っています。

じゃあ、実際どんな営業があったかというと、以下のようなものです。

  • 今度価格改定されるので、購入するならその前書お得ですよ〜
  • 現在、セール中なのでセール期間中がお得ですよ〜
  • 在庫が切れると、届くまでに半年ほどかかることもありますよ〜

そして営業スタイルは、ゴリ押してくるというよりは、ほぼ情報提供のようなイメージ。いずれも事実に基づいていて、購入にあたって参考になりました。

あと自分の場合、店舗の評価がすごく低かったのでどんな感じかと思っていたんですが、「椅子好きでコミュニケーションは苦手なオタク店員」の印象でした。

入店して予約名を伝えると、「ご自宅の机の高さは何センチですか?」と聞いてくるなど、セールストークが上手という感じでは全くありません。フィッティングは始まっても、自分から説明を積極的するわけではなく、聞かれたことに答えるスタンス。

ただ椅子のことはとっても好きで、知識が豊富なことは話していてわかりました。なので自分としては、かなり自分に近しい印象を受け、好印象。営業があまり上手じゃない分、ぎこちなさはありましたが、この店員さんに相談に来てよかった〜!と思っていました。

お得な購入方法

セールストークの一貫に、「セール期間中がお得ですよ。とくにWEBから購入より直営店から購入がお得ですよ」というのがあります。

実際、購入方法としては、ゲーミングチェアフェア期間中であれば直営店で購入するのが最もお得です。ゲーミングチェアフェアで購入できるのは、ブラックのみですが、なんと20%割引です(直営店で契約の場合)。配送料も無料。公式サイトからなら15%割引なので、実際お得です。

色にこだわりたい人や、楽天セール期間中かつ楽天ヘビーユーザーであれば、楽天市場での購入がお得かもですが、その場合でも試座はしてからがおすすめです。

もし公式店が近くにない場合は、ブラックフライデーがお得

ちなみにアーロンチェアリマスタードは、ブラックフライデーで公式店舗または楽天市場から購入するとお得です。(現在使っている椅子を引き取ってもらいたい場合は、公式店舗。引き取り不要な場合は、楽天市場がお得です。Amazonは、プライムデーでもあまり安くなっていませんでした。)

詳しい情報は、「アーロンチェアリマスタードの一番賢い買い方」の記事で解説していますが、もし楽天市場で購入する場合は、必ず正規代理店から購入してください。(非正規店では保証など受けられない可能性があるため)

楽天市場には、正規代理店とそうじゃないお店があります。VanillaまたはThe Chair Shopなど正規代理店から選びましょう。なお、The Chair Shopは、大阪などに店舗もあるので、お店を見て判断することも可能です。↓はThe Chair ShopのURLです。

 

(ちなみに、直営店で名刺をもらっておけば、家に帰ってから名刺の人に連絡してのネット決算であれば、直営店からの購入として扱ってもらえます。なのでその場限り、店舗に再度出向かなければならない割引ではないので、即決しなくても大丈夫です)

もし近くに、ハーマンミラーストアがなかったら?

現在のところハーマンミラーストアは、「東京・名古屋・大阪」にしかありませんが、通える距離にある方にはぜひおすすめです。(店舗一覧|ハーマンミラー

その他には、TOKYU Handsや高級家具屋さんにおいていることがあります。買ってから後悔しても遅いので、ぜひ座りに行きましょう。

あとは、kagg.jpなど、アーロンチェアをレンタルできるサービスもあります。1ヶ月試せるのは大きなメリットですが、レンタル料が高く(20,000円くらい)、返却料もかかります(5,000~8,000円)。

そしてなにより店員さんに専門的なレクチャーは受けれないことを考えると、遠方の方に住んでいる人の場合でも、同じ費用を出して店舗で案内を受けながらちょっと長めに座らせてもらうのが良いんじゃないかなーと思っています(予約制なので長居可能です)。

アーロンチェア・リマスタード、評判に負けない良いチェアです

というわけで、アーロンチェア・リマスタードについて解説してきました。

ここまでのことをおさらいすると、

  • 「前傾×腰のサポート」には唯一のおすすめデスクチェア
  • 前傾不要な人でも、マッチョな人以外には、唯一のおすすめチェアに変わりなし
  • 座り心地、疲れなさは期待以上
  • 後傾姿勢で作業したい人には向かない(が、後傾姿勢は体への負担大きいのでそもそもおすすめしない)
  • 中古では保証が受けられないので、新品がおすすめ
  • 購入時は「サイズ」が最重要。後悔しないためにもパーソナルフィッティングか試座はして欲しい

といったところでしょうか。

10年間ずっと椅子を探していて、ようやく出会えたパートナーと言えるデスクチェアです。

用途によりますが自身を持っておすすめできる名品なので、腰のサポートがしっかりした椅子を探している人はぜひ検討してみてください。

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